ドンペリドンのドライシロップと坐薬の併用

ナウゼリンドライシロップ(DS)1%とナウゼリン坐剤の併用についてメモを残します。

○DSと坐薬の使用量の違い

ナウゼリンの内服は小腸から吸収される前に胃壁にあるドパミンD2受容体を直接遮断する作用がある。よって中枢(化学受容器引金帯)と末梢(胃腸運動の亢進)両方から効果を発揮するため、DSは坐薬よりも少量で効果が発揮できると言われています。

○DSと坐薬のTmaxの違い

ナウゼリンの最高血中濃度到達時間(Tmax)は内服薬と坐薬では異なる。DSは約0.5時間、坐薬は約2時間とDSの方が約1~2時間早く最高血中濃度に達する。一般的に坐薬の方が効くというルールから外れるため、覚えておく必要があるでしょう。

○DSと坐薬の併用

保護者は医師から自宅での嘔吐の状況をみて飲めそうであれば内服薬、飲めなそうであれば坐薬を使用するように説明を受けている可能性が高い。したがって、保護者に医師から受けた指示の理解度を確認することが大切である。

小児は嘔吐時に脱水リスクが高く、ナウゼリンは脱水防止という処方意図の場合が多い。内服薬、坐薬の併用による臨床試験は実施されていないため、過量服用のリスクがあり併用は望ましくない。保護者の服用方法の理解度によっては疑義照会すべきでしょう。

○ナウゼリン坐薬使用の間隔

ナウゼリン坐薬の半減期は約7時間。坐薬使用後から7~8時間空けて坐薬を使用したり、DSを服用する必要がある。坐薬を使用時には使用した時間をメモすることが大切でしょう。

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